●藤村郁雄・近著
1957年兵庫県生まれ。関西学院大卒。商店から上場企業、学校・官公庁のパンフレットづくりを手がける。百科事典や社史、記念誌、週刊誌などの編集・執筆に30年以上携わった後『阪神間モダニズム 近代建築さんぽ』神戸新聞総合出版センター刊を著す。
近代建築さんぽブログ
「四方山ワールド」
「作家になりたい」
「全国の書店に自分の書いた本が並んでいるのを見たい」
こんな夢をかなえるためには、とにかく書き続けることが大切だと思います。
でも作家という職業につけるのは、ほんの一握りの、運も才能も備えた人たち。
それでも目標にした限りは頑張ってほしいものです。
「作家を目指す」にはまずは王道といえる大手出版社の行う文学賞への応募をお薦めします。大手に限らず、出版社の募集する各種賞や企画・原稿への応募の道もあるでしょう。
「それでは門が狭すぎる」
「実力はあると思うが、もう一縷ほどの運が伴わない」
「作家への他のルートも追求してみたい」
そんな場合のひとつの方法として、これからの時代を担う「電子書籍」の利用が考えられます。
電子書籍はまだまだ発展の途上です。
それだけに門戸が大きくひらかれています。
現状では、出版社のサイトでも電子書籍の発行が可能です。
売れれば、印税も入ってきます。
従来型の紙の本、いわゆる書籍と絡めた展開などもあり、一時期、ほぼまったく持ち込みの原稿が採用されなかった時代とは違い、門戸は大きく開かれていると言えるでしょう。
しかし何よりも、その前に、「しっかりとした作品」に仕上げていなくてはなりません。
・文意は通っているか
・ボリューム(文章量)は適度か
・文の整合性や文体の統一性はあるか
・内容や文字などに間違いはないか
・何よりも、他人が読んで感動したり面白かったりできるか
何人かに指摘してもらったり、感想をもらったりする必要があります。
一方、書籍化されないまでも、すぐれた作品、ひょっとすると直木賞レベルの作品が埋もれてしまっている可能性も高いと思います。
「書籍化される・されない」「売れる・売れない」は作品の善し悪し以上に、運(もちろん運という名の実力も)に左右されることが多いのです。
それ(運)は、編集者の好みだったり、書籍化された後では広告だったり、口コミだったり。実際にネットに公開されている作品で、プロのものより、ずいぶんオモシロイものもありますし、逆に、作家が書いたものでも、つまらないものもたくさんあります。
どちらにせよ、遮二無二に、世に出す努力をすることが大切でしょう。
手書きの時代から随分進歩したものです。写植屋さんを泣かせ続けた汚字から開放されたものの、近頃は老眼で視力の衰えがうっとうしくもあり。
テキストエディタ・ワード・イラストレーター・インデザイン・ドリームウィーバーなどのソフトを使っています。ただ、ウィンドウズは能力外です。
気軽に声をかけてやってください。コツコツと一生懸命やっておりますので。