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昭和10年(1935年)築。スパニッシュ様式。貿易商の大谷茂氏の邸宅として建てられた。御影公会堂や甲南漬資料館と同じく清水栄二設計。
阪急六甲駅から六甲山麓の坂道を歩く。
護国神社西の坂道をまっすぐ登るとロイ・スミス館に達する。
ロイ・スミスは人名。
神戸大学(前身校も含む)で60年にわたり、
教鞭をとった米国出身の教授。
もともと 建物は貿易商の邸宅として建てられていたが、
昭和35年に教え子たちにより買い取られ、
教授に寄贈された。
離日の昭和43年まで居住した。
その後、館は外国人教授の宿舎や、
大学経理部の事務室や新聞記者のクラブ室ともなり、
現在は「財団法人神戸大学六甲台後援会」の事務所として使用されている。
素朴なスパニッシュ様式で、
玄関に列柱風に柱を並べ、
建物全体にはあたたかさを伝える木材が
随所に用いられている。
玄関ポーチ上部に葺かれたスパニッシュ瓦は色合いもよく、
円形の窓にもよく似合う。
内部には暖炉も備わっている。
一般公開は行われていない。
さんぽがてら、
門からこっそり覗き見するぐらい。
お薦めコメント
坂道のさんぽの途中に、建築好きの人なら覗いてみてはいかがでしょう。長峰坂なども近く、すこしハードなさんぽコースとしてはいいかも知れません。
※写真は以前許可をいただき撮ったもので、外からはこれほど見える事はありません。
お薦め度指数
近代建築に興味のある人にとって 75点
でも外から垣間みるだけなので 50点
交通アクセス・入場料・定休日など
アクセスマップ(マップ右上をクリックでフルスクリーン)